家康公お手植えみかんのチョコレート


駿府城公園には四百年以上前の江戸時代に家康公が紀州より献上された「ほんみかん(紀州みかん/小みかん)」が植樹した静岡県天然記念物『家康手植の蜜柑』の木があります。

専門家によって慎重かつ丁寧に管理されたみかんの木は、四百年経つ今でも毎年たくさんの実をつけています。

中国から日本に入ってきた最初の品種である「小みかん」は実が小ぶりで種が多いことから、現在では一回り大きく種が少ない甘みが強い温州みかんが主流となり市場ではほとんど見かけることがありません。

そんな希少な家康公ゆかりの蜜柑ですが、静岡市では、歴史文化の奥深さや魅力、静岡県指定天然記念物「家康手植のミカン」の文化財としての価値を広めていくため、ミカンを使用した商品化に向けた活用案を受けて、その活用案に基づき商品化する事業者を毎年募集しています。この商品も採択を受けて購入し引き取ったものを使用しています。

蜜柑の特徴

温州みかんやおおぶりな青島みかんと比べると一回りも二回りも小ぶりで、産直などで見かけるSSサイズのものよりも小さいほど。それでいて皮が薄いため向き辛い上に種も多く、生食には敬遠されてしまうのも納得です。

しかしながら優れた点もあります。一つは強い香りで生搾りオレンジのようなビターで濃い芳香があります。もう一つは濃厚な味わいで、温州系よりも『はるみ』や『清見』のようなオレンジ系の印象に近い部分を感じます。

商品の特長

この希少な蜜柑を自社でドライフルーツに加工し、その味わいを引き立てつつ調和するチョコレート(オーガニックハイチ産カカオ豆のチョコレート)をペアリングしました。この蜜柑の特長的な香りによりオランジェット(オレンジピールのコンフィチュールのチョコレートがけ)のような強い芳香と、程よい蜜柑の酸味とビター感がバランス良く混在する素晴らしい風味の商品に仕上がりました。

完全数量限定ではございますが、ぜひお手にとっていただけますと幸いです。




クラフトチョコレート専門店 Conche

2015年に静岡で創業したカカオ豆から一貫製造するクラフトチョコレート専門店。2021-22ICAアジア金賞受賞。 地元の美味しいフルーツや特産品とカカオを組み合わせたオリジナル商品が特徴です。 定番の組み合わせも、一見意外に見える組み合わせも、カカオはすべて美味しく包み込んでくれる深い魅力があります。 チョコレートを通じて豊かな静岡の魅力も再発見してもらえれば幸いです。